Bugzilla プロジェクトでは、Bugzilla のセキュリティー更新版 3.2.10, 3.4.10, 3.6.4, 4.0rc2 を公開 [*1 *2]、bug-ja.org では 3.4.10, 3.6.4, 4.0rc2 に対する 日本語化テンプレートを公開 [*3] いたしました。 Bugzilla は、"欠陥追跡システム" や "問題追跡システム" と呼ばれるソフトウェ アです。"フリー"でありながら商用システムでも提供されない機能も提供しているこ とから、Mozilla [*4] 以外でも RedHat [*5]、NASA PRACA [*6 *7] などをはじめと する全世界のさまざまな組織に利用されるようになり、もっともよく利用される欠陥 追跡システムとして広く認知されています。 *1 http://www.bugzilla.org/news/#release40rc2 *2 http://groups.google.com/group/mozilla.support.bugzilla/browse_thread/thread/09b6709800ebb4f7 *3 http://bug-ja.org/anno/20110126-release.txt *4 https://bugzilla.mozilla.org/ *5 https://bugzilla.redhat.com/ *6 https://cxpraca.nasa.gov/ *7 http://www.bugzilla.org/news/#praca (http://blog.himor.in/?p=86) ------ いくつかの深刻なセキュリティー問題が Bugzilla に発見されたため、4つのセキ ュリティー更新版をリリースしました。全ての Bugzilla 管理者に対し、このリリ ースとともに公開されたセキュリティーアドバイザリをよく読み、できる限り早く アップデートを行うことを推奨いたします。 Bugzilla 4.0rc2 は Bugzilla 4.0 の二つ目のリリース候補版です。このリリー スは QA テストを経ていますので、以前の開発版リリースよりも安定していると考 えられます。しかしながら、完全に安定しているとはいえないため、利用する際に はリスクがあることをご了解ください。 日本語版については、bug-ja.orgのlandfillで試験できます。 http://landfill.bug-ja.org/ja-400/ このリリース候補版へのフィードバックより、リリースが安定しているといえる 状況であれば Bugzilla 4.0 は数週間でリリースされます。しかしながら、より大 きな修正が必要と考えられる場合は、このあともリリース候補版がリリースされる 可能性もあります。 Bugzilla 3.6.4 は最新の安定板リリースです。3.6 ブランチでのいくつかの有 用なバグ修正やセキュリティー更新が行われています。このバージョンが 3.6 シ リーズの最後のバグ修正となる可能性があります。Bugzilla 4.0 リリース後は、 3.6 シリーズにはセキュリティー修正しか行われなくなります。 Bugzilla 3.4.9 と 3.2.9 は 3.4, 3.2 ブランチそれぞれのセキュリティー更新 です。 リマインダーとしてのご案内ですが、Bugzilla 4.0 のリリースに伴い、Bugzilla 3.2.x シリーズは終了となります。これは、今後 3.2.x についてはセキュリティー 問題に対する更新も含め、どのようなアップデートも行われないことを意味します。 3.2.x シリーズを運用中の方は、今すぐ 3.6.x もしくは (リリースされれば) 4.0 にアップグレードすることを強くお勧めします。 なお、bug-ja.org では Bugzilla 3.2 シリーズへの更新版の提供はすでに終了さ せていただいておりますのでご了承ください。 ダウンロード ------------ Bugzilla のダウンロードは以下から行えます。 http://www.bugzilla.org/download/ 日本語版については、日本語版テンプレートパックを以下からダウンロードでき ます。ご利用のバージョンのリリースアーカイブを解凍後、template/ja ディレク トリにファイルを (template/en ディレクトリと同様に) 配置して checksetup.pl を実行してください。 http://bug-ja.org/releases/ リリースノートと変更点 ---------------------- インストールやアップグレードの前に、利用しているバージョンのリリースノー トをご覧ください。 4.0rc2: http://www.bugzilla.org/releases/4.0/release-notes.html 3.6.4: http://www.bugzilla.org/releases/3.6.4/release-notes.html 3.4.10: http://www.bugzilla.org/releases/3.4.10/release-notes.html 3.2.10: http://www.bugzilla.org/releases/3.2.10/release-notes.html 日本語版は、日本語版テンプレートの中に含まれます。ウェブページ形式のもの は、landfill をご覧ください。(なお、最新版により更新されます。) 4.0rc2-ja: http://landfill.bug-ja.org/ja-400/page.cgi?id=release-notes.html 3.6.4-ja: http://landfill.bug-ja.org/ja-306/page.cgi?id=release-notes.html 3.4.10-ja: http://landfill.bug-ja.org/ja-304/page.cgi?id=release-notes.html メジャーバージョン間のアップグレードを行う場合、リリースノートを読んでいた だくことが重要です(3.4.x から 3.6.x など)。 あなたのバージョンから現在の最新版の間のすべての変更点のリストもあります。 http://www.bugzilla.org/status/changes.html Bugzilla 更新情報 ----------------- Bugzilla プロジェクトからの最新ニュースや最新の開発版についての情報は、 Bugzilla Update にもあります。(英語) http://bugzillaupdate.wordpress.com/ また、Bugzilla プロジェクトでは Bugzilla での開発中の新機能やリリースプラン などについてより頻繁に情報をお届けするために Twitter アカウントを開設しました。 ぜひともフォローしてください。(英語) http://twitter.com/#!/bugzilla バグ報告 -------- Bugzilla にバグを発見した場合、報告してください! http://www.bugzilla.org/developers/reporting_bugs.html 日本語でのバグ報告は、bugzilla@jpmoz までお願いします。 http://bugzilla.jpmoz.net/ サポート -------- Bugzilla に関する、英語のメーリングリストや IRC もあります。もしくは、有償 サポートを提供するコンサルタントも存在します。 無償サポート: http://www.bugzilla.org/support/ 有償サポート: http://www.bugzilla.org/support/consulting.html 日本語でのメーリングリストなどユーザ相互サポートの場は現在検討中です。IRC チャネル (utf-8)はご利用になれます。 irc://irc.jpmoz.net/bug-ja Bugzilla とは ------------- Bugzilla は、"欠陥追跡システム" や "問題追跡システム" と呼ばれるソフトウェ アです。欠陥追跡システムでは、開発者個人やグループが、製品に存在するバグを効 率よく追跡することができます。通常の商用欠陥追跡システムでは費用がかかります。 Bugzilla は、"フリー"でありながら、そのような商用システムが持っていないような 機能もあります。その結果、Bugzilla は全世界にわたる数千もの組織に利用されるよ うになり、もっともよく利用される欠陥追跡システムとして広く認知されています。 詳細は http://www.bugzilla.org/about/ をご覧ください。 原文: -Max Kanat-Alexander / Release Manager, Bugzilla Project 日本語版: bug-ja.org